IPO入門 その1

■IPO(新規公開株)とは?


株式会社において、オーナーやその家族など少数の特定株主のみが株式を保有して株式の自由な流通ができない状態から、不特定多数の投資家が参加する市場で株式の売買が行われるように、市場に新たに株式を供給することを言う。

以前からの株主に保有されている株式を市場に放出する「売出」と、
新たに株券を発行して市場から新規に資金を調達する「公募」があるが、
通常の新規公開においてはこの両方が同時に行われることが多い。
つまり、新規株式市場の”新入生”である。




■IPOの特徴とは?

▼IPOのメリット

                   
  1. 株式市場の注目を集めやすい。
  2. 公募価格はこれまでの上場実績がない分、同業他社と比較すると割安で出てくるケースが多い。
  3. 加熱時には評価の低い銘柄まで上がってしまう。

▼IPOのデメリット・リスク

  1. 申し込み日から上場日までの相場変動リスク(震災、テロ等により株式市場全体が大きく下がるリスク)
  2. 情報開示が目論見書の範囲内と限られているため、情報開示が少ないリスク
  3. 需給により上場後株価が乱高下するリスク

■IPOの投資方法

●公募で買ったIPO株式を初値で売る。

IPO株は公募で購入すると、上場日までの2週間程度価格変動リスクがない。
しかもIPO銘柄は上昇相場時は初値が公募価格の2〜5倍の価格がつくことが多く、その初値で売ることで短期間の間に高いリターンを得る事が出来る。
過剰評価されたIPOの株価は下がる傾向にあるので初値もしくはすぐに売る。

銘柄 上場日 公募値 初値 初値/公募上昇率 3ヵ月後の月末価格
2403 リンク・ワン 04/07/02 400,000 2,810,000 603% 910,000
3741 セック 04/06/10 1,950 12,000 515% 3,740



●公募で買ったIPO株式を長期保有する。

どんなメジャーな企業もIPOから始まっている。そんな将来の優良企業を探してみよう。
*YAHOOは公募70万で上場したが、その後1億6000万まで上昇
*1985年にセブン・イレブン・ジャパンを1000株180万円で買い、今まで持ち続けると・・・


●初値で買って保有する。

下げ相場時の上場企業は、既に上場している同業他社の株価水準の下落の影響で初値が公募時とあまり変わらないケースが多い。 この場合ブックビルディングに落選しても、あとで同水準の初値(上昇の見込める割安な価格水準)で購入しやすい。


銘柄 上場日 公募値 初値 初値/公募上昇率 上場後最高値
2759 テレウェイヴ 03/02/14 180,000 185,000 2.7% 1,440,000 (04/7/2)
2420 賃貸住宅ニュース社 04/11/16 180,000 160,000 -11% 318,000 (05/1/25)
4974 タカラバイオ 04/12/07 200,000 230,000 15% 622,000 (05/1/27)

*最高値は本ページ作成時時点までの期間です。(05/1/27)

■証券会社を選ぶ

IPOは普通株式と違い、どの証券会社からでも申し込めるわけではありません。
その銘柄のIPOの幹事会社に対して申込む必要があります。



幹事会社とは有価証券の募集または売出しに際して、その有価証券の発行者または所有者と契約(元引受契約)を行い、元引受契約の内容を確定するための協議を行う証券会社のことです。
その中でも、引受数量が多くて募集や売出の中心的役割となる会社を主幹事会社と呼びます。銘柄によって幹事会社は変わります。




つまり、どのくらいIPO銘柄を取り扱っている証券会社であるか
→POのスケジュールはホームページ上に掲載しています。
また主幹事会社か?
→株式の引受数量が多いので申込み多数の場合の当選確率は上がります。

などで証券会社を選べばよいと思います。


●主な証券会社の主幹事実績

証券会社主幹事回数
野村證券27
大和証券SMBC19
新光証券16
日興シティグループ証券14
みずほインベスターズ証券13
UFJつばさ証券11
エイチ・エス証券11
三菱証券5
東洋証券3
コスモ証券2
SMBCフレンド証券2
その他2

*その他にも幹事会社としてIPOを引き受けている証券会社は数多くあります。 募集の状況などは各社HPを参照してください。

どこが幹事会社となるかなどの情報は、まず上場先の取引所が上場承認後、上場に関わる基本情報を通知しますので、各証券所のホームページ等を参考にするとよいと思います。

*04/04〜04/12までの集計です。
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