PBR(株価純資産倍率)


  1. 準備しよう。

  2. 証券口座を開設しよう。

  3. 株式投資の雰囲気を覚える。

  4. 長期投資のススメ。

  5. 銘柄を探す。
    5-1銘柄との付き合い方

    5-2指標から探す

    5-3四季報を活用しよう

  6. 情報を集めよう。

  7. 投資哲学の重要性を身に付けよう

    7-1投資哲学の重要性

    7-2世界の投資家たち

    7-3ピーターリンチ20の黄金律


■PBR(株価純資産倍率)の低い銘柄を探そう

例えば、あなたがケーキ屋さんを始めたいと考えています。


A. 300万円の自己資金(専門用語では"株主資本")と銀行からの借り入れで200万円を調達し、計500万円でスタートです。

B. ケーキ屋を始めるには、まず店舗を借りなければいけません。保証金として100万円で店舗を借りました。

C. 次に、ケーキ作りのための機械を100万円で買いました。そしてケーキの材料を200万円で買いました。


ここまでの流れを、貸借対照表で表してみます。

貸借対照表とはその企業の財産の状況を表したものです。

 
ABC

現金

500万円
借入金
(負債)
200万円

現金

400万円
借入金
(負債)
200万円

現金

100万円
借入金
(負債)
200万円
材料費
200万円
自己資本
(株主資本)
300万円
自己資本
(株主資本)
300万円
機械

100万円
自己資本
(株主資本)
300万円
保証金
100万円
保証金
100万円

A〜Cそれぞれの貸借対照表の右側は、"どのようにしてお金をいくら調達したか"が表されています。今回の場合は、自己資本300万、借入金200万です。

貸借対照表の左側は"どのようにして調達したお金を使ったか"が表されています。

  • A. の段階では、まだ何も使っていないので"現金500万"のままの状態
  • B.の段階では、"現金400万、保証金100万"となり
  • C.の段階では、"現金100万、機械100万、ケーキの材料200万、保証金100万"となります。


    ところで、皆さんだったらこのケーキ屋さん、いくらで買収しますか?

    単純に500万の資産(現金100万、材料費200万、機械100万、保証金100万)から負債総額(借入金200万)を差し引いた300万円の価値があると考えるのが妥当でしょう。

    この300万円がこのケーキ屋さんの"解散価値"です。
    解散価値とは、資産総額から負債総額を差し引いたもの、つまり株主資本(自己資本)の金額を表します。

    株価の高安を判断する指標として、株価が、解散価値(株主資本)の何倍であるかを表す指標があります。PBR(株価純資産倍率)です。
    数式で表すと以下のようになります。

    PBR=株価/一株あたり株主資本(BPS)


    その企業の解散価値(株主資本)と株価を比較する指標で、
    PBR1倍(=解散価値と株価が同じ)が株価の下値の目安とされています。